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*16 小川龍也(おがわ りゅうや) [#f152affa]
2009年ドラフト2位で指名された中日の左腕。~
ドラフト前は菊池([[雄星]])・岡田・眞下・川原・山田に次ぐ高卒左腕で中位指名が濃厚の選手と言われていたのだが、~
指名後のインタビューでの中田ムネヲスカウト部長曰く、「菊池([[雄星]])、岡田の次に欲しい小川が取れたことで(下位以降の野手の指名に)融通が利いた」らしく、~
ドラフト前は[[菊池>雄星]]・岡田・眞下・川原・山田に次ぐ高卒左腕で中位指名が濃厚の~
選手と言われていたのだが、指名後のインタビューでの中田ムネヲスカウト部長曰く、~
「菊池、岡田の次に欲しい小川が取れたことで(下位以降の野手の指名に)融通が利いた」らしく、~
おそらくムネヲ自身が一番欲しかった選手ではないかと思われる。~
佐藤充・川井と、無名の選手を中位で指名し、十桁近く勝てる投手を見出してきた、投手に関しては名スカウトの発言だけに、今後の彼に注目が集まる。~
[[佐藤充]]・[[川井>川井雄太]]と、無名の選手を中位で指名し、十桁近く勝てる投手を見出してきた、投手に関しては~
名スカウトの発言だけに、今後の彼に注目が集まる。~
あだ名はおがりゅー。~



 小川 招き猫投法
 2010年1月22日 紙面から
  中日のドラフト2位ルーキー、小川龍也投手(18)=千葉英和高、182センチ、70キロ、左投げ左打ち=が21日、ナゴヤ球場での自主トレで初めてブルペン入りし、捕手を立たせたままで30球を投げた。まだまだ試運転の段階ながら、タマの出所が見えにくい独特のフォームを披露。1年前に「招き猫」をモデルに習得したというフォームで、強力投手陣に食い込む決意だ。
 非凡な投球センスは、30球もあれば十分に見せられた。しなやかな腕の振り、スピンの効いたキレのある真っすぐ−。プロとして初めて入ったブルペンで、小川が大器の片りんをのぞかせた。
 「きょうは8割程度の力。緊張していましたけど、思っていたよりいいタマが投げられました」。初仕事を終えたフレッシュマンのように、小川が初々しく語った。
 鮮烈な印象を口にしたのは、投球を受けたルイス・ブルペン捕手だった。「捕るのが難しかった。出所が見えにくい。あれだと打者も打ちにくいでしょうね」
 ボールが見えやすいかどうかは、打者にとって打ちやすさを量るバロメーターのひとつ。小川はテークバックの際に左腕を頭の後ろで小さく折り畳む。打者にしてみればボールが頭の陰に隠れるため、タイミングを取りにくいのだ。
 小川が現在の投球フォームに落ち着いたのは1年前だ。それまでは力任せに投げ下ろす「アーム式」。2年秋に首筋を痛めたのを契機に、千葉英和高の伊藤監督が「ひじから上をコンパクトに使うフォームへ変えよう」と改造を提案。チームのトレーナーからは「招き猫」をイメージするように教えられたという。
 この「招き猫」が小川にはまった。「フォームを変えてから球速も増した。コントロールもよくなった」。ボール自体が進化したうえに、打者にとっては打ちにくいフォームになった。まさに一石二鳥だった。
 「招き猫投法」として一部で知られている投手にはロッテの成瀬がいる。テークバックが小さく、手首を招き猫の前足のように折り曲げる。球速はおおむね140キロ未満だが出所が見えにくく、リーグを代表する左腕として活躍している。ソフトバンクの左腕和田も出所が見えにくいフォームを武器にしている。
 小川の同期生は強力。ドラフト1位の岡田、西武のスーパー新人雄星と力のある左腕がそろうが、小川は「気にしていません」と言い切る。「今は周りを見る余裕はありません。自分のことを精いっぱいやるだけです」。無名校から飛び出したルーキーが「招き猫投法」で出世の道を切り開く。 (木村尚公)
 
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    |        し        | /  招き猫投法!
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